えいが。

火花観てきました。出来れば原作小説を読んでから観に行きたかったのですが、最近のーみその調子が快調ではないので小説1本読み切る気力が湧かず、やむなく映画の方を先に観ることになりました。

私はお笑いってそれほど好きではありません。正直なところここで笑う、みたいな笑いの「ツボ」がわからないと言うか…。うん、それで?そこ面白いの?とかツッコミ入れたくなっちゃうんですよね。最近人気の若手お笑いさんなんか(あえて実名はあげませんが)何が面白いのかわけわかりません。

作品中の神谷なんて末期的な面白くなさだと思いました。そこに惚れ込む徳永に至ってはもう宇宙人級に理解不能で、このひと達本当に大丈夫なんだろうか、と心配になりました。案の定というか神谷も徳永も売れなかったわけですが…。なんかひとと違うことをしていれば面白い、っていうのは違うと思うんですよね。彼らは多分心底お笑いが好きで、だからこそ端から見ていて危なっかしいくらいに夢中になれるんだろうと思うけれど、「現実」を直視しないと生きていけないことにたまたま先に気付いてしまったのが徳永の方だった、ということなんでしょう。その点神谷は最後まで目が覚めなかったのですからある意味幸せなのかもしれません。

火花って一瞬の輝きで、見ている側がまばたきしたら見逃してしまうくらい儚くて、でもだからこそ美しいんだと思います。TVや舞台の華やかな場には出て来ない、数え切れないほどの夢がほんのわずかな時間輝いて消えていく。努力の量と成功がイコールではないってとてもとても切ないことだけど、多分そのきらめきがひとの心を打つのです。

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